大切な家族との暮らしを支える住まい。その補修やリフォームで失敗しないためにも、工事を依頼する施工店選びは大変重要です。ここでは、屋根塗装工事(塗り替え)を安心して依頼するために、施工店選びのポイントをご紹介します。
塗装工事を行う際、最初に行うことは、現地調査・診断です。現地調査を行なわないと正確なお見積もりを出すことはできません。塗装ができる状態か現状をしっかりと見極め、図面がなければ計測を行い、診断書を作成します。現調も行わず見積書のみで契約してしまうと、あとから施工の内容変更や追加工事などが発生し、トラブルの原因になりかねません。
診断した結果どのような工法が適切かで使用する材料も変わってきます。例えば、ひび割れや亀裂、欠けなどを起こしている屋根材には、屋根材の表裏両面から強固に接着し、元の屋根材より約2倍の強度を保つ浸透型補修剤「タスマジック」が推奨されます。補強材についてもノウハウのある施工店かどうかは重要なポイントです。どの部分にどの材料を使用するのか、明確に記載されているか確認しましょう。
リフォーム瑕疵保険とは、もしも塗装工事後に何らかの瑕疵が見つかったときに、その欠陥を補修するための費用が支払われる保険のことです。施主ではなく施工店が加入するものですが、瑕疵保険に加入できる業者には建設業許可等の一定の条件が必要なため、リフォーム瑕疵保険に入れる施工店かどうかが、施工店を見極める大きなポイントになります。リフォーム瑕疵保険は仮に工事を依頼した施工店が倒産した場合にも、保険金が支払われる仕組みとなっています。あらかじめ施工店に加入の有無を確認することをおすすめします。
契約時に1年後、5年後などアフターサービスが充実している施工店を選びましょう。明らかに施工店の落ち度にも関わらず、補修をしてもらえなかったり、また、最初の見積り以上の料金を請求されるといったトラブルが起こる場合があります。契約時に入念に見積書を確認することが重要です。