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「タスペーサー工法」とは

従来の「縁切り」に代わり、多くの施工店に採用いただいている工法が「タスペーサー工法」です。従来の「縁切り」は、塗装工程の後、塗料が乾くのを待ってカッターや皮スキなどで行いますが、 「タスペーサー」を用いた「タスペーサー工法」は、塗装工程の前に屋根材と屋根材の重なっている部分に挿入し※、適切な隙間と通気性を確保するため、塗装工程後の「縁切り」作業が必要ありません。

「タスペーサー工法」は、平板スレート屋根の工事工程を短縮し、費用を抑えることができるため、多くの施工店に採用いただいています。

※「タスペーサー01」を使用する場合。「タスペーサー02」を使用する場合は、挿入は下塗り後を推奨しています。

「タスペーサー工法」の特長

特長1 簡単作業で確実な「縁切り」

屋根材と屋根材の重なっている部分に挿入するだけで適切な隙間を確保。

屋根材と屋根材の間に適切な隙間と通気性を確保することで、雨漏りの原因である雨水の浸入を防ぐことができます。

塗装後も適切な隙間が確保されています。※画像は再現画像です。

特長2 作業時間を短縮

一般的な屋根なら約2~3時間で作業が完了。

従来の「縁切り」は、作業員2人で1日がかりの作業でした。タスペーサーを使用することで、工期を大幅に短縮することができます。

特長3 塗装完了後の作業が不要

足跡やキズ・破損のリスクが大幅に低減。

「タスペーサー工法」では、塗装工程の前に「タスペーサー」を挿入します。従来の「縁切り」作業と異なり、塗装後に屋根の上にあがる必要がないため、屋根に足跡がついたり、屋根材の踏み割れを防止することができます。

特長4 挿入したままで工事が完了

「縁切り」したかどうかが一目瞭然。

「タスペーサー」は、塗料との相性がよく、塗装がなじむため目立ちません。挿入された「タスペーサー」は「縁切り」作業を行った証。塗装工事完了後も、適切に「縁切り」したかどうかが一目瞭然なので安心です。

特長5 実証実験で安全性も確認済み

外部検証機関での検証を重ね、安全性を確認しています。

「タスペーサー」の開発にあたっては、外部検証機関での実証実験を行い、効果や安全性を検証しています。実験の結果「タスペーサー」は、毛細管現象による雨水の吸い上げを起こりにくくし、また、強風などでも飛散しないことが実証されています。

「縁切り」や「タスペーサー」が不要なケースもあります

雨漏り防止や屋根の寿命(耐用年数)を延ばすのに重要な「縁切り」作業ですが、すべての屋根塗装(塗り替え)工事で必ず必要というわけではありません。たとえば、屋根材と屋根材の間に4mm以上の隙間がある場合は「縁切り」や「タスペーサー」は不要です。詳しくは施工店にご確認ください。