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屋根塗装工事(塗り替え)の流れ

屋根塗装(塗り替え)とはどのような流れで、どのような工程を踏んで進むのか。工期の目安は何日なのか。あらかじめ屋根塗装の一連の流れや情報を知っていれば、事前の準備や施工店選びなどに役立ちます。ここでは、一般的な平板スレート屋根塗装工事の流れをご紹介します。従来工法と、「タスペーサー」を使った「タスペーサー工法」の工程の違いについてもご注目ください。

一般的な流れ

一般的な平板スレート屋根の塗装工事は、大きく、下地処理・塗装・点検の工程で進みます。従来工法の場合、塗装工程のあとで、「縁切り(えんきり)」という作業を行います。これは、塗装によって生じた屋根材(スレート)の重なり部分の塗膜を除去する作業です。「タスペーサー工法」では、塗装工程の前に「タスペーサー」を使ってあらかじめ屋根材と屋根材の間に適切な隙間と通気性を確保します。この作業は下地処理と同じ日に行え、また従来の「縁切り」と異なり塗料の乾燥を待つ必要がないため、工期の短縮を可能にします。

写真で見る「タスペーサー工法」

下地の処理

高圧洗浄で、屋根の上のコケ、カビ、藻類、古い塗膜を洗い落とし、屋根のひび、割れ、欠けなどの補修や板金部の調整などを行います。

「タスペーサー」挿入

下塗り前に、「タスペーサー」を挿入し、屋根材と屋根材の重なった部分に適切な隙間と通気性を確保します。

下塗り

シーラー・プライマーなどの下塗りを施します。

中塗り

ローラーなどで、塗料をむらなく均一に塗ります。

上塗り

中塗りと同様の手順で、塗料を重ね塗りします。

点検・仕上がり修正

「縁切り」で屋根材の隙間が確保できているか、割れやひびなどがないかを点検します。